固定観念について
人は1日何回
「選択」をしているのでしょうか?
100回?200回?
正解は7,000回とも20,000回とも
35,000回ともいわれています👀
それを聞いて驚かれる方も多いかと
思いますが、もっと驚くべきは
その「選択」をしている実に9割は
なんと無意識に選択してしまっている
ということなのです。
35,000回の9割なら
31,500回も無意識に人は
選択してしまっていることになります。
その9割というのが無意識であり
潜在意識であり固定観念とも言えます。
このあたりについて
今日は解説をしていこうと思います!
固定観念とは
辞書の上での定義は次の通りです📚
心の中に凝り固まっていて
他人の意見や周りの状況によって変化せず
行動を規定するような観念・固着観念
心の中の経験や知識が凝り固まってしまい
考えとは違った行動や考え方に
進めなくなってしまう観念のことです。
類似の言葉に
“固定概念”という言葉がありますが、
これは正式には誤用であり、
”既成概念”と”固定観念”が
合わさってできた言葉かもしれません。
潜在意識と顕在意識
固定観念は人の無意識領域である
潜在意識下にあるといわれます。
では、”潜在意識”とはなんでしょうか?
潜在意識と対比して出てくる言葉は
”顕在意識”です。
「自分が知覚できる意識を顕在意識」
「無意識で知覚しにくいのが潜在意識」
驚くべきはその対比率です。
顕在意識5%程度に対して、
潜在意識が95%といわれてます。
つまり、人間の意識の90%以上は
無意識という事です。
コップに入れた水と氷のように
水面に見える氷と
水に沈んでいる氷の割合が
その対比率と似ています🥛
潜在意識と固定観念
潜在意識の中に固定観念はある
といわれ、潜在意識には
いくつかの階層があります。
その解釈や言葉については
解釈する識者によって表現が違いますが
経験や環境からくる考え方、
価値観、幼少期に受けた体験などが
潜在意識を形作りやすく
それが年とともに固まっていき、
固定観念になるといわれています。
固定観念を変えていくために
私のアプローチでは
やはり重きを置くのが、
行動でありどうするかです。
固定観念が人間にあること自体
何も問題ではありません。
むしろ、人間のホメオスタシス
ともいうべき、
現状維持を求める安定機能の一つであり
必ずしも固定観念が悪いわけでは
ありません。
ただ、最近のビジネスシーンや
教育の場においては
自分の成長を阻害する要因として
固定観念はよく取り上げられます。
変えていくためには以下のようなことを
オススメします💡
- 良い習慣を身につける
- メンターやコーチを見つける
- 言葉を肯定的なものに変えていく
- 良い習慣を身につける
固定観念とは読んで字のごとく
「固定」された「観念」です。
これを変えるにはゆっくりと
毎日ほぐして変えていくことは
一つ有効です。
その方法の一つが「習慣化」です。
自分の固定観念を発見し、
変えていきたいと思えば、
そのおおよそ逆の方法の行動を
習慣化しましょう。
・~すべきと思ってしまう自身の言葉や
行動を変えてみる習慣
例えば、営業は対面で行うべき、
と思っていれば、
対面以外のダイレクトメールや
SNSを使った営業も試してみる📱
・思い込んでいることを
改めて調べてみる習慣
例えば、発展途上国の子供たちは
みんな教育が受けられない。
と思っているが、事実はどうだろう?
それは昔むかしにならった勉強の
うろ覚えな記憶であり、
時代は進み今は発展途上国の世情も
変わっているかもしれません🌎
- メンターやコーチを見つける
これはわかりやすいです。
自分の考えや行動とは
まったく違った価値観行動を
している人を見つけてください。
そして、その人に色んな事の
考え方を教わってみましょう。
自分とは違った角度や視座で
ものをいていることに
きっと気付きがあります🍀
- 言葉を肯定的なものに変えていく
ついついネガティブであったり
悲観的な考えに陥りがちであれば
肯定的な言葉が出るように工夫しましょう
どうせ~に決まってる→きっと~ができる
やっても無駄→やってみよう
言葉が変われば行動が変わり、
行動が変われば習慣になります。
これは有名なマザーテレサの言葉の一節です。
固定観念はかならずしも
悪いものではありませんが、
自身には覚知できない潜在的な自分がいて
時に自分を悪い方へ誘導してしまうかも
しれないことを認識しておくことが
大切です☺️
悩んでいる人に共通しやすいこと
悩みとは何か?
人間関係の悩み、自身の健康についての悩み、仕事の悩み、恋愛の悩み💭
悩み一つとってもたくさんの種類の悩みがあります。
「悩む」ということば自体にいろんな定義があります📖
国語辞典からの引用では
1 思いわずらうこと。心の苦しみ。
2 やまい。病気。
となります。
私のカウンセリングアプローチの中で一つの考え方として
「悩み」の定義づけを
A未来への不安
B過去への後悔
からやってくるとしています⌛
悩んでいる人に共通していること
先ほどの悩みの定義を引用し、対人関係を例にします。
「上司とうまくいかない。この人とずっとこの関係でいないといけないだろうか?」(未来)
「友達に余計なことを言ってしまい、怒らせてしまった。もう取り消すこともできないからきっと許してくれない」(過去)
このように変えることのできない時間軸に捕らわれてしまっている状態です。
つまり、今この瞬間を感じられず、今の時点では変えることのできない「過去」や「未来」に対してフォーカスして今を生きられていないと言えます。
どのように解決するか
解決の方法こそ、十人十色になりますし、使っていく技法もカウンセリングなのかコーチングなのかティーチングなのか変わってまいりますが、ごく一般的な悩みの場合、次のような解決方法が提案されます。
「いま、何をすべきか」に着目することです💡
相談に来られる方のほとんどが、実は答えを心の内に秘めておられます。
ただ、それに気づいていない・気づかないふりの状態がほとんどとなります。
悩んでひどい目にあって可哀そうな自分への理解や、わかってくれない相手に対する非難で心が満ちてしまっていることが多いです。
もちろん、心に傷を負ってしまうような事象(PTSDを発症するような状況)では、その限りではありませんが、社会生活を営む上で起こりうることで悩むことは
大抵の場合、自分の心の在り方や行動の仕方で解決してしまうことがほとんどです。
先述のような過去や未来に捕らわれた意識を「今」に向けることで、結果(未来)がどうなるかはわかりませんが、「悩み」自体は解消されます🌈
悩みとは実態のないものです。国語辞典の引用からすれば、思い煩うことです。今、何をすべきかだけに着目して、何か行動を起こせば「思い煩う」ことはなくなります。
それでも困ったら
とはいえ、それでも悩んでしまう場合は
専門家にご相談をされることです。
これもまた、行動の一つであり、人に話をすることで見えてくるものもあるでしょう🍀
大切なことは、内に秘めた気持ちはネガティブであればあるほど、やってくる未来にプラスの作用は少ないということです。